制作実績:当社が構築したもの
Mesterséges Intelligencia Központ Kft. は、ブダペストのソフトウェア開発会社です。当社が構築したのは、請求書発行とCRMを備えた統合基幹業務システム、法律文書を仮名化するプログラム、データ同期ツール、学校向けのノートPC管理システム、ライブのAIコメンテーターを備えた3Dゲームです。
ここでご紹介するシステムはすべて実在し、稼働しています。まだ導入を進めているものについては、その旨を記載しています。お客様名と製品名は公表していません。ここに掲載されていないシステムが必要な場合に備えて、当社がほかに構築するものも、このページの最後に挙げています。
請求書発行とCRMを備えた統合基幹業務システム
課題: ハンガリーの中小企業の日々の業務は、たいてい別々のツールに散らばっています:表計算ファイル、メール、独立した請求書発行ソフト、銀行の画面。目標は、企業独自の業務プロセスに基づき、複数の組織が互いのデータを見ることなく利用できる、一つのシステムでした。
解決策: 複数の顧客組織に対応する、モジュール型の統合基幹業務システム(ERP)を開発しています:
- カレンダー、タスクと承認、バックグラウンドで実行される処理。
- 一斉送信メールと、既存のメールアカウントに対応する内蔵の受信箱。
- 販売とCRM、調達、教育・研修の運営、そして人工知能の支援による履歴書分析を備えた人事。
- 財務:発行する請求書と受け取る請求書、銀行、振込バッチ、給与計算、総勘定元帳。
- あらゆる表から作成できるレポートとグラフ、そして画面の横にドッキングされ、音声でも操作できるAIアシスタント。
請求書発行機能は、ハンガリー国税庁(NAV)に報告される請求書を請求書発行ソフトを通じて発行し、PDFプレビューと取消にも対応しています。銀行照合では、振込メモ、請求書番号、または支払人の口座番号に基づいて入金を請求書と照合し、入金情報を書き戻します。NAVから届く受領請求書は、承認後に振込バッチに入ります。
CRMモジュールでは、取引先をチェーンとして整理でき、担当者には意思決定上の役割があり、営業パイプラインはカンバンボード上で進み、段階の変更は後からたどることができ、ToDoにはリマインダーが付き、取引先のタイムラインは人工知能が要約し、メールとカレンダーは取引先に同期されます。
ログイン1回で、すべてのモジュールを利用できます。中央の認証は、パスワード、またはGoogle、Microsoft、Apple、GitHubのアカウントで行い、2段階認証、組織、招待、権限に対応しています。
成果: システムは2つの組織で本番稼働しています。請求書発行機能は本番稼働中で、CRMモジュールは導入を進めている段階です。この経験を業務ソフトウェアの開発に生かしています。
法律文書のための文書匿名化ツール
課題: 契約書、裁判所への提出書面、判決文は、共有したり人工知能で処理したりする必要がしばしばありますが、個人データが外部に出てはなりません。手作業によるマスキングは時間がかかり、ミスも起こりやすいものです。名前は、語形変化した形、イニシャル、署名としても現れるからです。
解決策: 完全に利用者自身のパソコン上で動作し、ハンガリーの法律文書(PDFとWord)を仮名化するWindowsアプリケーションです:
- 当事者の名前のあらゆる形を見つけ出します:語形変化した形、旧姓と婚姻後の姓、イニシャル、大文字の署名、メールアドレスに含まれる名前。
- その他の名前、組織、住所は、ローカルで動作するハンガリー語の名前認識モデルが探し出します。当社の測定では、生成モデルより精度が10〜13ポイント高くなりました。
- 裁判上の役割を示すラベルや連番付きのラベルを含む4種類の置き換え方法があり、保存前には確認用のシートを表示します。
- ヘッダー、脚注、コメント、メタデータも含め、書式を保ったままファイルを書き換えます。
成果: 完成したファイルは、別のソフトウェアライブラリがもう一度チェックし、元の名前が一つでも残っていれば、プログラムは保存しません。アプリケーションはインストールして使うことができ、データがパソコンの外に出ることはありません。
ライブのAIコメンテーターを備えたブラウザー向け3Dゲーム
課題: 企業のウェブサイトは、たいてい「当社は人工知能に詳しい」と語ります。当社は、それを実際にお見せしたいと考えました。ゲームは展示会のブースでもウェブサイトでも機能し、ゲーマーではないビジネス来場者が、覚えることも会員登録もスタートボタンもなしに遊べる必要がありました。そしてAIは、あらかじめ書かれたセリフをランダムに選ぶのではなく、プレイ中に本当にプレイヤーに反応する必要がありました。
解決策: プレイヤー自身がTレックスになるエンドレスランナーを作りました。シーンはWebGLがthree.jsを使ってブラウザー上でリアルタイムに描画し、操作はボタン一つです。ゲームは重要な瞬間(ライフの喪失、記録更新、レベルアップ、新しい風景、飛び越えた谷)をまとめた報告を、大規模言語モデルを基盤とした当社のAIアシスタントに送ります。AIアシスタントはコメンテーターとして、それをもとにライブでプレイヤーに語りかけます。話すだけで、ゲームの状況には介入しません。
成果:
- 大きな見せ場には、およそ1〜2秒で実況が表示されます。
- AIアシスタントは14言語で、常にプレイヤーの言語で話し、どの言語でも丁寧な言葉づかいを守ります。
- プレイヤーが入力した質問には必ず答え、ランの終わりには少なくとも2つの数字を使ってラウンドを振り返ります。
- パソコンでもスマートフォンでも、同じゲームが動きます。
- ゲームは本番稼働しており、トップページでどなたでもお試しいただけます。
同じ知見を、当社のゲーム開発やAIチャットボット・AIエージェント開発の仕事にも生かしています。
ゲームの世界のための、AIを活用したグラフィック制作ライン
課題: ゲームには、統一されたスタイルのグラフィック要素がたくさん必要です:木、茂み、岩、風景、障害物。どれも実際の縮尺で、透明な背景と正確な輪郭を持つように作る必要があります。ゲームの当たり判定も、これに基づいているからです。手作業では時間がかかり、単純な画像生成では、統一されたスタイルとサイズが得られません。
解決策: 当社の管理画面に、6段階の制作ラインを組み込みました:
- 発注: テーマの短い説明。
- 計画: 言語モデルが世界の計画を書きます。雰囲気、カラーパレット、天気、オブジェクトの種類、描画の指示です。
- スタイルシート: 選んだ見本画像でスタイルと縮尺を固定します。描画を担うモデルは、これらを参考資料として受け取ります。
- 描画: 画像生成モデルがオブジェクトを種類ごとに1枚のシートに描き、複数のシートを並行して制作します。機械がシートをオブジェクトごとに切り出し、透明度と輪郭全体をチェックし、計画した高さに合わせて拡大縮小し、色をパレットに合わせ、ゲームのライティング用にノーマルマップを作成します。
- 選定: 採用するかどうかは人が判断します。
- リリース: ゲームに入るのは、リリースされた画像だけです。
スケジューラーが、保存された発注を、指定した時間帯の中で、あらかじめ設定したAI呼び出しの上限内で自動的に制作します。その場合も、選定とリリースは手作業で行います。
成果: ゲームの風景と障害物は、この制作ラインで作られました。障害物の絵、アイコン、当たり判定の形状は、同じ制作データから生まれます。当たり判定は、画像のピクセル単位で正確な輪郭に沿っています。人の承認なしにゲームに入るものは、何もありません。
人工知能を用いたファンクションポイントによる規模測定
課題: ソフトウェアのお見積もりは、その根拠となる推定が正確であってはじめて価値を持ちます。工数による推定は、推定する人とチームによって左右されるため、2つのお見積もりを比べるのは難しく、発注者には、開発会社が何に対して料金を求めているのかが見えません。
解決策: 開発の機能規模をCOSMICファンクションポイント(ISO/IEC 19761)で測定します。この手法はデータ移動、すなわち入力(Entry)、出力(Exit)、読み込み(Read)、書き込み(Write)を数え、それぞれを1ファンクションポイントとします。そのため規模は、技術にも、誰が開発するかにも左右されません。測定のために、AIの支援を受けた独自のワークフローを構築しました:
- 開発を機能グループに分け、それぞれを統一されたテンプレートで記述します:目的、アクター、データ、機能、AI機能、そして対象外の事項。
- 各機能グループを、複数の言語モデルが複数回数えます。各実行はアクターとデータの名前から共通の辞書を作り、実行結果のばらつきが不確かさを示します。
- 照合のラウンドによって、各機能プロセスが、複数の記述に登場する場合でも、プロジェクト内でちょうど1回だけ数えられるようにします。
- 既存のシステムは別に記述するため、規模に含まれるのは新しい部分だけです。
- 測定では、機能規模では表せないものも明示します:独自のユーザーインターフェース、グラフィック、リアルタイムの動作、複雑なアルゴリズム、データ移行、非機能要件。
- 機械による統合は手作業で上書きでき、完成した測定結果は変更できないバージョンとして確定できます。これが契約の基礎になります。
成果: お見積もりとスケジュールは測定した規模から作成され、2つのお見積もりを同じ物差しで比較できます。規模は感覚による推定ではなく、項目ごとにたどることのできる一覧です。どのプロセスが、どのデータ移動を伴い、何ファンクションポイントになるのかがわかります。料金の決め方については料金の考え方のページでご説明しています。
MS SQLからクラウドのPostgreSQLへのデータ同期ツール
課題: ある企業の自社サーバーで稼働するMS SQLデータベースのデータを、新しいアプリケーションとレポートのために、クラウドのシステムへ届ける必要がありました。その際、元のシステムに負荷をかけず、何も書き込まないことが条件でした。
解決策: Windowsサービスとして動作し、読み取り権限だけで処理を行うプログラムです:
- テーブルごとに最もコストの低い変更検知の方法を選び、削除はキーを突き合わせて見つけ出します。
- 変更には1〜3秒以内に反応し、対象データベースの構造を自ら作成し、その変更にも追従します。
- 機密性の高い列は除外でき、帯域幅は制限でき、夜間に照合を行い、行数のレポートを出します。
- インストーラー一つで導入でき、アクセス情報は暗号化して保存します。
成果: 動作は、自動テストと、実際のMS SQLおよびPostgreSQLの試験環境で検証しています。複数のシステムをつなぐ必要がある場合、業務プロセス自動化もこうした仕事です。
学校向けのノートPC管理システム
課題: 複数の拠点にある約100台のWindowsの学校用ノートPCには、ドメインもデバイス管理システムもありませんでした。ソフトウェアのインストール、アップデート、アカウントの管理は、1台ずつ手作業で行われていました。
解決策: 独自のノートPC管理システムを構築しました:
- 各PCで動作するエージェントは外向きにのみ接続し、中央サーバーはウェブ画面から管理でき、すべてのPCの台帳を記録します。
- コマンドは段階的にPCへ配信され、緊急停止機能とログを備えています。
- ソフトウェアカタログからインストールとアンインストールを行い、規定の状態から外れたPCを通知します。
- 統一されたローカルアカウントと保管された管理者パスワードを管理し、自らも段階的にアップデートします。不具合があれば自動的にロールバックします。
成果: ノートPCは、このシステムで運用されています。Windows 11への移行も、測定に基づいて、つまりPC上で実行したベンチマークの結果に基づいて決定しました。
ウェブアプリケーション向けのAIテスター
課題: ウェブアプリケーションは変更のたびにテストし直す必要があり、手作業のテストは時間がかかるうえ、同じ作業の繰り返しです。
解決策: AIエージェントが実際のブラウザーで指定のウェブアプリケーションを一通り操作し、自動チェックとアクセシビリティのチェックがそれを補います。見つかった不具合は人が承認し、そのあとで初めてチケットになります。エージェントは承認の判断から学習します。実行はスケジュールでき、変更された部分だけを再確認します。ページはスマートフォン表示でもチェックします。
成果: 社内ツールとして稼働しており、当社自身が開発したもののテストに使っています。
AIを活用して働く人材のための採用テスト
当社自身の採用のために、応募者が人工知能とどのように仕事をするかを測る、30分のオンラインテストを構築しました。時間制限のある4つのパートから成ります:意図的に不具合を仕込んだデモアプリケーションでのバグ探し、人工知能が演じる顧客との会話、思考力を問う課題、そして仕組みのわからないシステムを使った実験です。回答はAIが事前評価し、判断は人が下します。応募者のデータは、保存期間、エクスポート、削除を定め、GDPRに従って取り扱います。
小規模な自社開発
- 音声入力プログラム: WindowsとmacOSで、話した内容をどのアプリケーションにも入力します。音声認識は、パソコンのグラフィックカード上でローカルに動作します。
- ポスターキャンペーンの確認: 掲示したポスターを、スタッフの写真と位置情報で裏付け、地図上で一覧できます。
- トレーディングカード管理: スマートフォンのカメラが画像照合と文字認識でカードを識別し、コレクションとデッキを一か所で管理できます。
- 当社の以前のウェブサイト: あるAIエージェントが訪問者ごとにページの見た目をライブで組み替え、もう一つのエージェントが、音声入力も使って訪問者と会話しました。
- 検索エンジンとAIアシスタントのためのこのウェブサイト: 14言語に対応し、すべてのページのMarkdown版、機械可読の会社データ、言語版を示すサイトマップを備えています。
こうしたものも構築します
以下は完成した実績ではなく、当社が喜んで構築するシステムです:
- 文書(請求書、契約書、納品書)のデータを人工知能で読み取る仕組み:AI統合。
- 企業独自の文書をもとに回答する、カスタマーサポート向けのチャットボットやAIエージェント:AIチャットボット・AIエージェント。
- 独自の価格設定を備え、統合基幹業務システムと連携したECサイト:ECサイト開発。
- バックエンドと管理画面を備えたiOS・Androidアプリ:モバイルアプリ。
- 展示会やウェブサイト向けのブランドゲームとインタラクティブな体験:ゲーム開発。